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S.H.モンスターアーツ ゴジラシリーズ
ゴジラ(1989)
メーカー:バンダイ
定価:9,350円
発売日:2021年8月



 

私が特に好きな怪獣がビオランテであるというのはサイト内のビオランテレビューで語ったことですが、

やはり映画ポスターのようにゴジラと至近距離で絡み合わせて飾りたくなるというもの。

 

ですがゴジラVSビオランテverゴジラ(以下ビオゴジ)はモンスターアーツでの商品化が発表されては

いたもののそれっきり長いこと音沙汰がなく、出来が良いフィギュアはサイズが少し大きめな

NECA製や輝響曲verアーツぐらいしかなかったんですよね。

 

NECAのはサイズ感以外に目元が個人的なイメージと違ったりとかあったんですが、

マーベラスさんが『リペしてあげるぜ!』と申し出てくれたことから、

じゃあアーツビオゴジ出ないしNECAのを週末店頭に買いに行こうかということになりました。

 

そして……買いに行く直前、モンスターアーツの予約受付が発表。ギリギリのところでしたw

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こちらが箱。


裏側には原型を担当した酒井ゆうじ氏のコメントが載っています(輝響曲の原型も同じ)


爪痕が刻まれたかのような中身ブリスターの覗き方をしていて

ゴジラ復活の際の噴火のような色合いになっています。

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全体をグルリと。


痩せ気味な昭和ゴジラに比べてスタイルが良いのがビオゴジですが

アーツの優秀な可動がありながらもそのスタイルを再現できています。

 

軍の中で一番、スタイルが良い。

細身に見えますがちゃんと肉がついていて下半身はしっかりしてますね。

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高さは16.5cmほど。

 

今回ビオゴジを欲しいと思ったのはアーツのビオランテと並べたいからであって

このサイズがロンデニ的には重要でした。


というのも植獣形態のビオランテは身長120mで体重20万tなのに対してビオゴジは80mで5万t。
ビオランテはゴジラを圧倒する巨体というのが特徴なので、場面によっては

ほとんど同じサイズに見えるときもあるとかではなく、ビオゴジはビオランテより

明らかに小さく見えるスケールにして欲しかったんですよ。

 

身長差は人間でいうと小学校高学年の男児とアンドレ・ザ・ジャイアントぐらいの

比率ってことですからね。


まぁこれはあくまでも設定の比率なので劇中ではどう見ても1.5倍のサイズにはならないんですけどw

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頭部のアップ


端正な顔つきでイケメンと名高いビオゴジ

。その目は真っ赤です。ワァ、オメメガマッカダー!
ビオゴジ、一応ちゃんと白目も存在してるんですけど赤い瞳が大きくて劇中で映るときは

ほぼ真っ赤なんですよね。

ジョジョ第5部のリゾット・ネエロの目が異様なのと同じ理由です(えー)
NECAだと結構白目もはっきりしていて、前述の通り敬遠する理由となっていました。

目の中の虹彩や瞳孔は綺麗な眼球質感で再現されています。

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顎は上下に開閉。


口の中はかなり細かい造形で、劇中通り二層に並んでいるのがわかります。

前歯以外の牙は劇中より小さめで口を閉じた際に横側に大きく隙間ができてしまうのが

微妙なところ。


また牙は白単色ではなくところどころ黄や黒がかかっていたりするのですが、

リアルな質感というよりは歯が汚いみたいに見えちゃいます(汗)


ただ、塗りにしろ大きさにしろ、それらをこのスケールで完全再現しろというのも

厳しい話ですかね。

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舌の付け根はボールジョイントになっているため横に動かしたり

ちょっとだけなら持ち上げたりすることも可能……

 

本当、ちょっとだけですけど。


あんまり持ち上げようとすると根本が外れてしまい、

狭い口内に指を入れてはめ直すのに指が太い人とかだと苦労する場合も

あるのでほどほどにしておきましょう。

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首の可動に関して。


計3箇所可動しますが動くとちゃんと感じられるのは最上部の可動箇所ぐらい。

 

全体的に縦にも横にもあまり動かず、あまり横を向かせすぎると首が浮いて

大きく隙間もできてしまいます。

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背びれ。
このあたりはサイズ感や塗装も概ね文句なしで、劇中通りですね。透けてたりとかはないです。

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ザラザラした皮膚はアップにしすぎると安っぽく見えなくもないですが、

実際はかなりきめ細かくなっています。


腰の可動は背びれが干渉するため少し前屈できるだけ。

 

また、画像のマークした部分が干渉して横にも回らないに等しいです。

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手足の爪は歯と違って質感再現が丁寧な塗り。


特に足の杖は表面に透明な爪甲があるかのような見事な質感をしています。

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尻尾。


節目のような部分から曲げたり回したりできるので、尻尾全体に動きを付けられます


あんまり大きくないフィギュアですが尻尾を完全に伸ばせば奥行きも30cmぐらいに。

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四肢は何箇所も回り、曲がります。

色々なところに可動箇所があるのですが、

ゴジラの皮膚の色や皺にいい具合に溶け込んで

いて目立ちません。

 

太ももの付け根だけ少し目立つかもしれませんね。


遅れましたが表紙写真はカッコよさ重視で

バリバリにシャドウかけてますが実際は

あそこまで黒くありませんw

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長い尻尾を地面に這わせておけば脚を大きく上げる踏み潰しや

前蹴りポーズのまま立たせることも可能です。


ゴジラのポージングに活躍するのが尻尾で、立ったままのポーズに

躍動感をつけたり、尻尾を支えにしたり、曲げ伸ばしして

重心移動させることで様々な難しいポーズも取れます。


思い切り前かがみにすることも!

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ビオランテの触手を食いちぎるゴジラ。

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アーツビオランテに合うサイズのビオゴジの登場を多くの人が待っていたはずですが、

その期待に見合う出来のビオゴジでした。


ですが今回のゴジラの寂しいところが、付属品は無いということ。

 

ブリスター内に本体がポンと収まっているだけです。


出来は良いのですがそれでもまぁまぁなお値段はするので(他商品と比較して

妥当な価格なのはわかってますが)、

熱戦エフェクトパーツとかスーパーX2とかが付いていれば嬉しかったですね……。

『薬は注射より飲むのに限るぜ、ゴジラさん!』の権藤一佐のミニフィギュアとか。

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