top of page
image0.jpeg

 Friday the13th PART7

13日の金曜日 PART7〜新しい恐怖〜
ジェイソン・ボーヒーズ
メーカー:NECA
定価:6,050円
発売日:2021年10月

「悪いことするとジェイソンが来るよ」

小さい頃、ロンデニは母や叔母からそう言われてきました。
で、実際に13日の金曜日シリーズを観始めたのは中学の終わりか高校ぐらいのときだったかと思います。
どれだけ攻撃を受けてもすぐに立ち上がり、無表情(マスクだから顔変わらないんですけど)で

襲いかかり続ける無敵の殺人マシーン。そんなジェイソンの姿に惚れたものです。

今回はNECAから発売された13日の金曜日PART7版の

ジェイソン7インチアルティメットシリーズを見ていきましょう。

PART6で完全にアンデッドとなって復活したものの、湖に沈められた挙句に首をスクリューで

かっ切られて活動停止したジェイソン。

彼はかつて激情のままに父を湖に沈めて殺めてしまった超能力少女ティナの手によって

父と間違えて復活させられてしまいます。


蘇ったジェイソンは殺戮を繰り広げ、ティナにも襲いかかるのですが……。

PART7のジェイソン、後で見ていきますがビジュアル的にはシリーズ中で

最もカッコいい見た目をしてると思っています。
が、同時に最もカッコ悪いジェイソンでもあるんですよね。

それがヒロインのティナとの戦闘のせいでして、超能力(主にサイコキネシス)を使うティナは

メインヒロイン補正もあり下手したらフレディ・クルーガーより強いんじゃないかという

相手が悪すぎる少女でした。


もちろんタフネスに定評のあるジェイソンなのでティナの攻撃を受けても蘇り続けるのです

立ち上がってもティナを追い詰める度にあの手この手でぶっ飛ばされてます。


しかもやられる際のリアクションが若干可愛いので

個人的にはこの構図がトムとジェリーの攻防みたいに思えましたねw

image0.jpeg
image1.jpeg

ではレビュー開始!


まずは外箱です。アルティメットシリーズお馴染みのフック付きケース。

表には映画のジャケットが描かれています。


この時点でどう見てもティナの方が強そうですw

image0 (1).jpeg

扉開き仕様になっているので未開封のまま中身を

確認できます。


扉裏の写真に写ってる炎のエフェクトパーツは

付属してませんので、魂エフェクトをご自分で

買ってください(えー)

ちなみにジェイソンはPART7の劇中だとめっちゃ

燃やされるので、エフェクトパーツを買ったら

炎の中で仁王立ちするジェイソンではなく

燃やされて悶えるジェイソンにした方が

劇中再現にはなります。

image2.jpeg
image4.jpeg
image1.jpeg
image5.jpeg

こちらが本体です。全体をグルリと見ていきましょう。

アンデッドとなって身体のあちこちが朽ちた上に、水中で腐敗がさらに進んだのか

骨まで大きく露出した独特のビジュアルになっています。


今作だけのこの骨露出、サイボーグキャラのメカバレのような感じにも見えて

カッコよく思えませんか?

ガッシリした体型なのですが意外と直立させにくく、少し前屈させないと

倒れやすかったりします。

image3.jpeg
image0.jpeg
image2.jpeg
image1.jpeg

頭部のアップ。


ホッケーマスクの表面の質感や細かな擦り傷といった表現もリアルです。
少し欠けた箇所から食いしばった口が見えてるのもカッコいい。


首に巻かれたチェーン(金属でなくプラ製)も所々が

変色していたりと非常にリアルです。

image0 (1).jpeg

光を当てて撮ると

覗き穴から目が……!

image0 (2).jpeg
image0 (3).jpeg

ティナの念力で圧壊させられたマスクも付属。
そして当然、今までのフィギュアのようにマスクは脱着可能なので……。

「これがおれの本体のハンサム顔だ」

image3.jpeg
image0.jpeg
image2.jpeg
image1.jpeg

こちらが素顔。
13日の金曜日シリーズでジェイソンが素顔を晒すことは何度かありましたし

色々なジェイソンの立体物のマスクの下もちゃんと素顔が作られていました。


それらは歪に膨らんだ奇形のオッサンのがほとんどで、PART8とかは

化学物質でドロドロに溶解した顔というものでした。

しかし今回のジェイソンは半分骸骨のような頭に非常に鋭い目つきという

見方を変えるとダークヒーローのように見えなくもない、クリーチャー好きに

ウケそうなイケメンです。

image0.jpeg

ヘッド交換で叫び顔を再現可能。

image1.jpeg
image0.jpeg

ボディの造形は文句なしのリアルさ。ボロボロの服やその下の肉が丁寧に造り込まれています。


服を捲ってみるとわかりますが胸の下のところにも可動箇所があり

捲らないと見えないこれがプロポーションを維持したままのポージングに

役立ちます。

image0.jpeg

背骨や肩甲骨は特に大きく露出。
やはりサイボーグみたいでカッコいいです。

image1.jpeg
image0.jpeg

手や脚もグロテスクに朽ち、もはや皮膚と呼べるものなど残っていません。

image1.jpeg
image0.jpeg

では可動を見ていきましょう。


昔のマクファやNECAのジェイソンはリアルだったもののクオリティと

引き換えに可動は犠牲になっていて、アクションフィギュアというより

置き物に近い感覚でした。


しかし流石はアルティメットシリーズ、このクオリティでしっかり動きます。

ボールジョイントになっている首は上に向けたり傾けたりといった動きが得意です。
ジェイソンは劇中でよく首を傾げる仕草を見せるので、この可動はありがたいですね。

image0.jpeg
image1.jpeg

腕はギリギリ水平にまで届かない範囲ですが肘はしっかり曲がります。


尤も、ジェイソンのキャラを考えたポージング的に

これ以上腕を上げる必要はないのでベストな可動範囲ですね。

image1.jpeg
image2.jpeg
image0.jpeg

膝は直角に曲がるか曲がらないかぐらい。


そして脚の付け根はこの図体で結構大きく開き、上がります。


ポージングに役立つだけでなく前述のようにちょっと

倒れやすいので脚の開かせ具合を調整することで踏ん張りを

きかせることができます。

image0.jpeg

違和感なく胴体を捻る動作も。

image1.jpeg
image0.jpeg

凶器を握る為のハンドパーツが左右1つずつ付属してます。


そして劇中で使った凶器の数々が付属!

メインウェポンの鉈を始め

ケイトを殺害するのに使った玩具のラッパ以外の

凶器は揃っています。


見た目的にアレですが、ここまできたらラッパも入れて欲しかったですね。

image1.jpeg
image1.jpeg
image2.jpeg
image0.jpeg
image0.jpeg
image0.jpeg

冒頭でマイケルとジェーンを殺すのに使った

よくわからない尖ったもの(部品?)


この凶器だけ血糊がついてます。

image0.jpeg
image1.jpeg

『ジェイソンはチェーンソーを使ったことがない』という話題と

共によく出てくる武器がこちら。クルーズ医師を殺害したときの

芝刈り用の電動バズソーです。


鋸部分は手動で回転します。グリップは細く、握りハンドの中に

無理に収めようとすると破損しかねないため、開きハンドを

そっと添えるぐらいがいいかもしれません。

image0.jpeg

ki ki ki……ma ma ma……

image0.jpeg

劇中では終盤情けない姿を晒してしまったものの、メカバレ属性や

チェーンというアクセサリー(笑)もつけてカッコいいビジュアルと

なったジェイソン。


リアルな造形だけでなく豊富な付属品、そして既存フィギュアの欠点だった

可動箇所・範囲の少なさも克服していてファンとして大変満足な品です。


ちょっと倒れやすくはありますが、このクオリティの前では些細な

問題といえましょう。

IMG_0005.JPG
bottom of page