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​HALLOWEEN


今見ても色褪せないジョンカーペンター監督の名作HELLOWEEN
この作品に登場するハロウィンのお化けブギーマンこそ後の13日の金曜日に登場するジェイソンのイメージ元として有名なお話

ホラー映画の方程式がまだ完成形に達していない時代の代表作 原題テキサスチェーンソーマサカー 邦題 悪魔のいけにえ とハロウィン こそ現在まで続くホラーの基礎の一部としてしっかりと根付いている名作

そんなハロウィンに登場するブギーマンことマイケルマイヤーズ

特別な力がある訳ではないが行動原理不明
走らない、話さない、ただ立ってるだけ、ただ見てるだけ、徐々に蝕むように近付いてくる
ホラーとは恐怖、恐怖とはつまり演出なのだ、その演出の大切さがよく出ている
血を見せるだけ、人を殺すシーンだけではない
この部分が後に生まれるスプラッターホラーとの違いだ
ただそこに居るだけでホラーに成りうる、ジョンカーペンターのそれは演出が鍵でありその魅力を最大限に魅せてくれるのがこのマイケルマイヤーズなのである

ここからは個人的こだわりなのだがハロウィンは1が成功し2 3 4 5 6 H20 レザレクション ロブゾンビ版1 2 ハロウィン(2019)と作られたのだがストーリーや出来は置いておくとして毎回マイケルマイヤーズの特徴的な白いマスクが作り直されており特徴が異なっている点に注目したい

 

毎回作り直されるということは見た人によってマスクのイメージが異なっていたりする、ということに繋がる
これがとても厄介で立体化される物が自身の持つイメージに近いか遠いか毎回悩まされるのだ
まず個人的に78、つまり初代マスクこそ至高だと思っているのでその立体で良い物が欲しい、というのが欲求として根底にありそれを踏まえた上での話

今から20年から15年程前にマクファーレントイズがムービーマニアックシリーズでマイケルマイヤーズを立体化

今見てもそこそこイメージ通りの出来だったのを覚えている
ポージングはほぼ固定なのでアクションフィギュアとしては不満があったのも事実だが
その後同じ原型で18インチ版サウンドギミック内蔵の大型フィギュアになったのも人気の証なのかもしれない 

 


その後サイドショウトイが1/6でホラーキャラクター達を次々とリリース、その中にハロウィンもあった
値段がとてもリーズナブルだったのもあり、あまり高望み出来なかったのだがとにかくマスクが似ていなかったが致命的だった(基本出たら買っていたし当然これも買った)
とてもじゃないが満足のいく代物ではなくがっかりして飾りもしなかった思い出

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​ムービーマニアックシリーズ 6インチ 18インチ

時間は経過し色々なメーカーが立体物をリリースしてくれたが
ネカのハロウィンシリーズは印象に残っている


ルーミスや家のジオラマ、子供時代のマイケルマイヤーズまで立体化する辺り愛を感じるラインナップだった
元を辿れば原型師、スタッフ共に元マクファーレンに行き着くのでマニアックなこだわりはネカにしてみれば当然かもしれないが
しかし個人的にはこの愛のあるネカ版マイケルマイヤーズもマスクがまだ完成形まで到達していなかった感がある

78版は荒いがⅡ版はそっくりで造形師の愛情がⅡの方が強いような感じもする。

最近だとデッドバイデイライトにも参戦しているが白マスク、つなぎ、包丁とマイケルマイヤーズで連想するパーツはしっかり踏襲しているもののマスクは個人的なイメージと違うから困ってしまう

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1/6 サイドショウトイ版

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NECA版

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プライム1​版

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​サイドショウ版

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サイドショウ、ショックカルチャー、プライム1、などスタチューも沢山出ている


ショックカルチャー版は個人的イメージにもっとも近くほぼ完璧、現時点で一番イメージに肉薄している


プライム1版は詳しく調べていないので分からないがマスクはどのマイヤーズがモデルなのだろうか?といった印象

1と2019版がミックスしている感じ?

まだ2021年春現時点でリリースされていないサイドショウの1/6マイケルマイヤーズはとても出来が良く格好良いのだが

おでこ髪の毛辺りが何故かアレンジされており非常に惜しい感じ

​しかしアクションフィギュアとしてのトータルバランスでは現時点で一番のクオリティになるのでは、と製作者の気合いと愛情を感じる

ほぼイメージ通りで素晴らしいショックカルチャー版

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1/6 サイドショウ版

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trick or treat studioなのだが昔のサイドショウ的なホラーグッズを精力的にリリースするメーカー

そんな同社が1/6シリーズをラインナップ、しかもハロウィンから78、4、5、2019と一気に4種類のマイケルマイヤーズが

発表されたのだ


正直サンプルを見た時の感想は安っぽいな、が一番最初に思ったことだ

値段も確かに現在の1/6ジャンルにしてはかなり安いし(輸入代理店価格ではなくドル価格)こんなものか、といった感想だったのだが
78版マスクは結構良い線行ってるように見えると思った

サンプル画像に愛がないというかこなれていないというか

商品の魅力を引き出せていない感が凄く

サンプルのアップ画像では判断が出来なかったがよく出来てそうと思いつつすっかり忘れて2020年も終わりが近付いた頃気付いたらリリース


レビュー動画を見ると似てるけど安っぽいのは変わらずなのだがマスクの造形はやはりかなり似ていた

trick or treat studio版 1/6サイズでは

かなり似ているマスク

そして造形を担当したアーティストの原型マスクを見た時衝撃を受けた
そっくりなのである!

イメージ通りのマスクがそこにあったのだ


歪みのある顔、パーツの配置バランス、おでこの広さとはねて流れている髪の毛の造形、フィギュアに落とし込むならこうだろうな、という適度な表現がまさにイメージにぴったりだった
塗装や使っているパーツ類があかんのやな、と思った自分は気付くとその日の内に注文していた

約一ヵ月後届いた品を取り出して思ったのはやはり


マスクそっくり
何故眉毛を塗った?
目の部分の露出が安っぽい
つなぎ安っぽい
包丁安っぽい
素体、色も安っぽい

だった。

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文とは関係ないところですが1/12 メズコ版

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パーツ変更などを経て​イメージに近づけた状態

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​少しだけマスクを追加塗装した状態

レビューを見た時に感じていた不満点はやはりそのまま、だったが値段がホットトイズの3分の1ぐらいなので多くは求めれないのも承知の上


マスクさえ良ければ他はなんとか出来るだろうと思っていたのでここからはのんびりいじってイメージに近付けよう、と楽しむ事に

まず素体、何故か黒人素体なんじゃない?というくらいこんがりこんがり焼いたような褐色のマスキュラーが使用されていたので身長高めだけどそこまで筋肉質ではない感じのイメージで変更


ツナギはどうしようか悩んだのだが腰のゴム抜けば良い形になるかも?と思い試しにやってみたところ良い感じの形になった


あと製品のままでは裾が余っていたのが身長を高くしたいと思っていたので丁度良く素体変更後伸びた脚にも問題なく使えると分かったのでそのまま使用


マスクはくどくならない程度に若干リペを施し
奥に見える素顔部分は黒く塗りつぶしてイメージに近付ける
目が見えると途端に安っぽくオーラが失われるということがよく分かるのはマクファーレン時代のフィギュアから変わらない点かもしれない

そんなこんなで少しずついじったり変更したりした所大体イメージしていたマイケルマイヤーズに近い形になってきたので終了
今回分かったことは明るい所で見るマスクはイメージと違う、ライティング重要
マイケルマイヤーズって暗い中に立ってるイメージだしそうなるのは仕方なしか

ご存知の方には説明すら不用だがただ立っているだけ、または包丁持ってるだけ、とかとてもシンプルなポージングイメージしかない
あと襟は立てよう

 

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最後にこのフィギュア、付属品がほぼないに等しい為そこは不満だったのだがメーカーアナウンスによりアクセサリーキットの販売が決定した

まさに痒い所に手が届く商品だ


個人的に嬉しいのがグリーンツナギ、マイケルマイヤーズのツナギは紺色イメージで間違いないが78版劇中の姿は紺色というより緑がかったナギを着ているのだ
どの商品や作品もこだわればさらに上もあるがこうして普通に楽しめる範囲で遊ぶのもまた心地良いと思う

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