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HOT TOYS
CLEANER(WOLF) PREDATOR

エイリアンズVSプレデター レクイエム(AVP2)

ウルフ・プレデター(クリーナー・プレデター) 重装備ver

メーカー:ホットトイズ

定価:32000円

発売日:2019年3月

※商品名はスタッフからの愛称であるウルフ・プレデター(パルプ・フィクションの始末屋ザ・ウルフにちなんだもの)でフィギュアも後期からはこの名称でリリースされてますが、ロンデニはクリーナー(掃除人)の名称の方が抹消者らしくて好きなのでクリーナーの呼び方でいきます。

MCUのブラック・ドワーフを私やマーベラスDさんはカル・オブシディアンと呼ばないみたいなものですw

 

 

世界には素晴らしい映画が溢れていて、人はどの映画が1番好きかと聞かれたら迷うものです(決めつけ)

それでも2023年2月現在、私には迷わず1番好きだと思える映画があります。

 

それがプレデター1作目。

私とプレデターとの出会いは、小学生の頃。塾から熱を出しながら帰ってきたときに兄が金曜ロードショーを

観ていたのですが、その映画こそがプレデターでした。

『なんだこの河童みたいな奴は?』としんどさを忘れて兄の横で観始めたのですが、ハイテク装備や知性を感じさせる行動から本能のみで動くようなモンスターキャラとかではないのだろうけど、コイツは主人公を殺そうとしている

明確な敵なんだ、倒すしかないんだと嫌でも伝わりました。

 

夜のジャングルで光学迷彩で身を隠しながらダッチを探すプレデターと、それに対して知恵と肉体で

ヒット&アウェイを繰り返すダッチの臨場感あふれる攻防にハラハラし、今となっては誰もが知ってるプレデターの

素顔シーンに衝撃を受けたりしましたね。

それからプレデターに惚れて1作目を自分で全部観直し、プレデター2も観たりして月日は流れて2004年

エイリアンVSプレデターが公開。

その頃には美少女系とトランスフォーマー系以外の趣味のロンデニがほぼ出来上がっていたので

エイリアンシリーズも視聴済みで、この2種の生物の対決に胸を躍らせながら劇場へ行きました。

エイリアンは2や4では銃器で撃退されてましたし、エイリアンは増殖できるのに対して今回プレデターは3体なので

基本的にタイマンならプレデターが有利な展開なんだろうと思っていましたが、いきなり2体タイマンで負けたのに

驚いたのは私だけではないかと思います。

 

そして女主人公レックスと戦友になるスカー・プレデターにも当時首を傾げたりもしましたが、後々になって

思い返すとそれは原作AVPの内容も考えればおかしくないこと。

そしてプレデターが負けたこともAVPプレデターはまだ一人前でないことや、エイリアンは本来数の暴力だけでなく

個々でも完全な生命体であり、しかもAVPのは儀式用に戦闘力が高く品種改良されたバトル・エイリアンという種であるということを思えば納得でした。

 

ですがかつてロンデニの心に衝撃を与えた、強く恐ろしいプレデターを観たかったなぁと思うのも否定できず。

そこで登場したのがAVP続編であるAVPR、そしてクリーナー・プレデターです。

専用部屋っぽいところに1人座っており、救難信号をキャッチして傷だらけの素顔が映った瞬間にもうわかる今までの

プレデターとは格が違うオーラ。

エイリアンが地球に来た痕跡そのものを消すため、目撃者は非武装者であっても容赦なく殺す今までの

プレデター以上の冷酷さ。基本的にエイリアンを寄せ付けない圧倒的な戦闘力など、これこそがロンデニが

見たかったAVPプレデターだと大興奮しました。

最初に殺した人間の皮を剥いで吊るして『お前痕跡消す気あるのか』と思うような行動をしたり

途中から増えすぎたエイリアンに証拠隠滅どころじゃなくなったりはしましたがw

まぁスマートに敵を倒す姿も、苛立って拳を握り締めながらガラスドアを蹴破ったりといった荒々しい行動も

野性味があって大好きですよ。

 

あとプレデターという種族は基本的に仲間に助けられるのを不名誉としていたり、戦死することは仕方ないと

考えているものでして、過去作でも仲間が殺されそうなときは傍観していましたし結果死んでも死体を速やかに

運んでいたりしました(担架運びはシュールw)

しかしこのクリーナーだけは、地球に降り立ってプレデリアンに殺された仲間の亡骸に触れたときに彼らの死を

悲しむような様子を見せるんですよね。そこで亡骸から手裏剣やプラズマキャノンを取って装備に追加するのですが、彼らの無念を背負って戦うといった意味もあったのかなとか考えるとより風格が増すというものです。

テラフォーマーズで冷たい人として登場したアドルフ隊長が実はめっちゃ仲間想いだったみたいな。

 

映画の内容は画面が暗すぎたもののクリーナーの強者っぷりや、増殖したエイリアンが平和な街を少しずつ侵し

気づいたときには阿鼻叫喚の地獄になっている恐怖もあり非常に好きですね。

今回のエイリアンはまた銃器でも割とすぐ死ぬようになってましたが、いつの間にか忍び寄られていたり

次から次へと現れる数の暴力に怯えたりと前作とは違う本来のエイリアンの恐ろしさがありました。

一般人が襲われる際も画面が暗いと臨場感が……あるとは言えますが、全部暗いとキャラが何してるかわからないので

そこはやっぱりマイナスですね。

 

過去作のオマージュもあり、個人的には発電所でクリーナーの足場の裏に潜むエイリアンが、プレデター1作目で

プレデターが渡っている橋の裏側にダッチがしがみついて身を隠してるシーンを思わせるのが好きです。

初代ほど甘くないと橋貫通刺しとかしたらカッコよかったなぁとか妄想……w

 

 

さて、そんなクリーナーですが映画公開直後にプレデリアン共々ホットトイズからマスターピースシリーズとし

て1/6スケールフィギュア化。

私は両方買ったのですが、それは初期のマスターピースプレデターなのでボディバランスやポロリ等

色々難があるものでした。

後に箱がコンパクトになり新規台座や追加装備が足されたクリーナーキットverが発売されましたが

本体自体に変化はありませんでした。

 

しかし約9年経ち、大幅な新規造形で欠点が改良された究極のクリーナーが誕生!

それが今回のHEAVY WEAPONRY(重装備)verクリーナー・プレデターです。

 

旧キットと比較した写真を撮れればよかったのですが最近引っ越しの際に断捨離してしまいましたm(_ _)m

 

 

まずこちらが箱。

暗さの中に輝く鉄のような質感と立体感が渋い。昔のプレデターのホットトイズはこれの倍かもしくは

それ以上の横幅があったので本当にコンパクトになったなぁと思います。

箱から出して…。

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各装備のご紹介や取り付けに関しては後述しますが、とりあえず基本的なスタイルに組み立てます。それがこちら!


旧キットには胸と腹の間に可動箇所が設けられておりましたが今回それがなく、その代わりにプロポーションが

大幅に良くなっています。胴体はガッシリし、頭のサイズバランスも見直されてますね。

 

クリーナーに限らず昔のホットトイズプレデターは胴体に対して頭がデカかったですw


また全体のカラーリングもかなり違っていて、金属部分も肌部分も暗めになっています。

旧キットやNECA、モンスターアーツのは結構明るい色だったのですがそれらに比べて非常にリアルになったかと。


また、旧キットの素体は全体的にプラ感がかなり強かったのですが、今回は塗装も材質も安っぽさは微塵もなく。

何もかも重厚な質感となっております。

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マスク。デザイン案には髑髏のような不気味なマスクもあったりしましたが

、オーソドックスなマスクをベースに刺々しくなり無数の文字や傷が刻まれたのが

クリーナーのマスクです。


基本に忠実でありながら上位種だと一目で感じられるデザインだと思います。


プレデターのマスターピースは赤いレーザーサイトが発光するギミックがあるのが多く

劇中でクリーナーもレーザーサイトを使用してはいましたがこちらにそのギミックはありません。

ただ個人的には通電コードが邪魔になったりとか電池の液漏れを気にしないといけないとか

そもそも光ってもかなりわかりにくいとかであのギミックは要らなかったので願ったり叶ったりです。

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目の部分の表面にはクリアコーティングが施されていて、より近未来的な質感に。

光を当てると反射して結構光るのですが、普通に飾ってる分にはあまり

自己主張しない輝きに抑えられています。

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マスクの着脱は素顔の牙パーツを外して代わりにマスクを差し込む形で装着します。


旧キットクリーナーはパーツ差し替えもせずそのままマスクを付けたり外したりできた……

のですがかなりポロリが激しく、最終的にはおでこに弱い両面テープを貼って頭を

やや上に向けた状態でも落ちてくるようになりました。

その点こちらはしっかり装着できて勝手に外れることはないので安心ですね。

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また、マスクとバックパックを繋ぐ2本のチューブですが、マスク側は最初から接着されています。

 

このチューブも旧キットではトラウマとして悪名高く、両端の差し込み部分が細く脆弱で

破損させる人が続出してました。


今回はマスクに差し込む必要がなく、バックパックに差し込むのもピンセットや毛抜き等を

使うと簡単にしっかり差し込めます。

 

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「なんて醜い野郎だ……」

過去のエイリアンとの闘いで牙が溶け、左目も失明しているクリーナー。


旧キットでは左目は白濁しておりましたが、今回色は違うものの瞳が残っています(NECAとかのもそうでした) 結構しっかり残ってるので左目に関してだけは旧キットの方が近かったかなと思いますね。


でもまぁ本体に関して不満といえばここぐらいのもので、素顔の造形は旧キットとは比較にならないほど

リアルな仕上がりです。顔の周りの小さな黒いトゲはなかなか硬くて鋭く、そして細い。

 

ヘッドを外す際に指に刺さって痛いですし、折れてないかビクビクしちゃいますw
また、前歯がないのは成人の証です。

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ボディは生物感のある塗装で重みのある素材&質感。表面にちょこんと生えたトゲといった細かい部分も再現されています。

アーマーを止めるベルトは硬さと厚みのある革で劣化の心配は少なそう。ホットトイズのプレデターズのバーサーク種3体は劣化が早すぎる革でできた薄いベルトがふんだんに使われていて、

未開封のままでもベルトが朽ち、触れた瞬間革の表面が崩れ、アーマーがポロリしまくるものと

なっていました。


今回はそういった恐怖を味わうことなく楽しめるのがいいですね……と言いたいですが

太腿のアーマーを留めるベルトのみその恐怖の仕様となっています。


できるうちに対策しておきたいものです。

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左肩のアーマーは肩に接着されており、左胸と左肩を繋ぐチューブも接着済み。


旧キットはマスクだけでなくこちらのチューブも自分で繋げねばならず

そして接続部を折る人が続出してました。

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腰布は革や布ではなく軟質素材。
布素材よりはリアルさに少し欠けるものの、リアルな素材を使うと劣化で表面が

ポロポロ崩れてくるプレデターズの悪夢が約束されてますから

コレクションを綺麗に持っておくなら軟質素材の方が安心ですね。

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背中のバックパックは取り外しが可能。

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片方はキット入れになっていて、展開して付属品を収納することができます。


これ、エイリアンのサンプル採取に使ったものや発電所で負った傷を塞ぐのに

使ったものとかどれがどれかわからなかったんですよね、画面が暗くてw

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でも説明書には書いてないのですがこのキット……このように合体します。


こうなって初めてエイリアンのサンプル採取に使ったシリンジかとわかりました。


クリーナーキットverのサンプル写真の付属品一覧にこの合体した状態のがあったので、それで気づけました。
 

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溶解液だけはバックパックにカッチリはまらないのですが、三芒星地雷が付いたベルトに

溶解液用のホルスターがあるのでそちらに入れておきましょう。


エイリアンをも溶かすこの溶解液を使ったウォーターガンとか水爆弾とか用意してたら

ヤバかったんじゃないかと思ったりw

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三芒星地雷をベルトから1つ1つ取り外すことはできないので下水道で使ったような

トラップ設置再現はできませんが

頭を外せばベルトごと外すことはできますのでこれとプラズマキャノンを

外して決闘モードにすることなら可能です。

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左腕のガントレットはもちろん展開します。

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スピア

劇中では死体嬲りに夢中になってるエイリアンを後頭部から貫き、インナーマウスを

出してるように見立てて殺すというクールな使い方をしました。


背中のC字パーツに収納状態を取り付けることができますが、一番太い箇所でもそこまで

カッチリハマるわけではないので落として穂先が折れるというのは気をつけたいところ

(ホットトイズプレデターあるある、スピア折れ)

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これも旧キットではなかなか扱いが難しく、せっかく伸ばしてもゆるくて自重ですぐに

元の長さに引っ込んでしまうというものでした。

 

ダース・モールの構えみたく水平に持たせないと伸ばした状態が維持できず

ちょっとでも傾くと引っ込むユルユル仕様。


今回は強固になっているので縦にしても引っ込まず安心して持たせることができますが

ハンドパーツの指の固さもあってスピアの真ん中で握らせるのは少し難しめです。

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プラズマキャノン
旧キットのものより可動も優秀なプラズマキャノン。

コードは最初から繋がっています。


根本はボールジョイントになっているので背中側まで下せますし

本体も畳めるのでかなり綺麗に収納できます。

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右肩に2つ目のプラズマキャノンを増設する場合はパーツ付け替えでボールジョイントが

付いたプレートに交換し、そこに2つ目のプラズマキャノンをはめる形になります。

左肩にもボールジョイントなしのプレートパーツがあればプラズマキャノンを外した状態を綺麗に

再現できるのでそうしてできればそうして欲しかったですね。

 

ジョイントを下に向ければボール部分をある程度隠せはしますが。

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私のは片方のボールジョイントが緩かったのですが許せる範囲ですし

この程度ならパーマネントバーニッシュとかで直せますからね。

可動が優秀なので色々な方向を向き、下水道で見せた両サイド同時撃ち(未遂)も可能です。

また、旧キットでは砲身を覆うパーツがすぐ抜けてしまってましたが

今回のは大丈夫!

 

撃つのは未遂でしたがこのシーンも良いですよね。前作公開時に

『プレデターは生身では勝てない』と言われたエイリアン2匹に飛びかかられ

押し倒された状態から片手で首を掴んで2匹まとめて持ち上げるという

クリーナーのとんでもないパワーが披露されたシーンでした。

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スキャッターガン。
損傷したプラズマキャノンをニコイチし、その場で手持ち式にカスタムした武器です。

この武器はプレデターらしくないと賛否両論あるみたいですが私としては大いにアリです。


『そんなこともできるの!?』というクリーナーのスペックの高さがわかりますし

これを使うのはプレデターとして恥ずべきことというのは公式設定ですが、非戦闘員の惨殺も然り

任務のためなら通常の掟から外れることが許されるクリーナーらしさを認識できます。


また、プレデター2に登場したエルダー・プレデターのフリントロック銃の形と似ているというのも

いいと思います。


せっかくプラズマキャノン使用不可になる呪いを払拭したと思ったら落としたところを人間に

パクられてしまうのですがw

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スラッシャー・ウィップ(レイザー・ウィップ)
今作初登場となる鞭で、私がクリーナーの装備の中でも最も好きなのがこれです。


エイリアンの尾を加工して作られた鞭全体が刃となっている武器で、劇中では必殺仕事人の

如くエイリアンの首に巻き付けて頭部を斬り落としたり、身体を縛り上げてバラバラに

したりしました。


特に後者のシーンが大好きでして、雨の中背後から忍び寄るエイリアンに気づき背を

向けたまま鞭を展開、そして振り向きざまに一気に縛り、瞬時に四肢切断!


達磨状態にされて鳴き声を上げるエイリアンの頭をゆっくりと踏み砕くクリーナーの静かに、しかし荒っぽくとどめを刺すカッコよさに痺れるシーンです。

ベンタブル仕様なので好きに動きを付けて飾れるのは嬉しいですね。

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収納状態の鞭は別パーツとなっていて、針金フック部分を腰の横にある小さな穴に

引っ掛けることで携帯モードを再現します。


旧キットだと腰の横にある2つの輪に鞭の持ち手を通して吊り下げるのですが

重みで傾いてそのまま落下したりとどうやってもサンプル写真のように

ならないものでした。それが綺麗に装着できるようになり、感激です。

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リストブレイド


プレデターのメインウェポンでもある爪。前作の若者プレデターはエイリアンとの初戦闘が

ちょっと怖いのか鎧の防御面積が広く、リストブレイドの長さもかなり長かったのですが

エイリアンの酸性返り血を恐れないクリーナーのリストブレイドは短めです。


2種の長さの金属製のリストブレイドが付属していて、これを右腕に取り付けることで縮めた状態と

伸ばした状態を再現します。刃側の尖った箇所はなかなか鋭利で、指に食い込んだまま擦れると

皮膚を持っていかれかねないのでご注意ください。


旧キットだとリストブレイドはスライド式で伸び縮みさせるのですが、プラ製で色も質感も

どうも安っぽいものでした。プレデターズ以降のホットトイズからこの仕様になったのですが

リアルですし付け替えも簡単ですし素晴らしい仕様です。

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シュリケン型レイザー・ディスク


劇中では2つ同時投げという使い方をしてましたが、見事な精度でエイリアンととばっちり女子をぶった斬りました。


刃を展開した状態のが1つ付属し、収納状態のが3つ腰に吊り下げられていています

(取り外し不可能)


シルバーの輝きが非常に強いのですがそれに負けないぐらい墨入れ塗装が結構強めで

かなり立体感のある質感となっています。腰から下げているシュリケンは

落ち着いたシルバーですし、ここまでギンギラギンなのはリストブレイドと

このシュリケンぐらいなのでちょっと浮いて見えるかも?

AVP以降はレイザー・ディスクはシュリケンタイプが主になっていますが、プレデター2に

登場した円盤タイプのも未知の兵器感があって良かったと思います。

きっとアレですね。プレデター2でハリガン警部補にレイザー・ディスクを取られて

メイン武器として使われ、倒されたことから『持って使うにも投げて使うにも人間が

扱いづらい形にしようぜ』というのがプレデターの星での話し合いで決まったのでしょう(えー)


実際ザ・プレデターではシュリケンを投げた人間がキャッチできずに手首を

斬り落とされてしまいましたし。

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替えのハンドパーツは武器を持つための少し開いた握り手が付属。


完全に握りしめた手と、武器用の手、あるのはこれだけです。個人的に欲しかったのは

パーにした開き手ですね。マスク外し、威嚇ポーズ、プレデリアン相手に見せたスピア構え

ポーズの再現のために開き手は欲しかったです。


また、手首のジョイントパーツの予備が付いてます。

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可動範囲を見ていきましょう。


首に関しては上下には問題なく動き、回転も必要以上に可動します。

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腕は旧キットでは肩と上腕部分の間に可動箇所があったのですが、今回そこに

可動箇所はありません。

 

ですが肘が横に回転するようにはなっているためある程度動きはつけられます。

胸の近くに手を持ってくるポージングは苦手です。


肘はしっかり曲がります。

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腕全体の可動ですが右腕はかなり上がるのに対して左腕は肩アーマーの

干渉やチューブによる制限があったあまり上がりません。

 

このチューブは最初から接着されているためポロリには強いのですが

一度千切れると修復が困難になるので動かしすぎには気をつけたいところ。

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ボディはプロポーションのために胸と腹の間の可動はなくなりました。

ですが元々そんなにポージングの影響の出る可動範囲でなかったのと

腰は横に可動するためそんなに不満はありません。

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脚は後ろにはほとんど回せませんが、前方にはかなり上がり

膝も曲がります。


太腿もちょっとだけ回るので立ち方に角度をつけたりするのに要るポイントですね。

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足首は前背屈はしないものの横には回せるので、膝曲げポージングに際の接地面微調整には

役立ってくれるでしょう。


可動箇所の数や範囲にそんなに文句があるわけでもないのですが、左腕の可動範囲が狭いと

他の箇所が動いてもポーズを完成させることができません。

 

ハンドパーツの少なさもあってポージングの幅が少し狭いのは否めませんね。

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スタンドはクリーナーキットverと同じもの。初期キットはプレデターのネームプレートがある以外は黒一色のシンプルなスタンドで、しかも台座から支柱が抜けやすいと

いったものでした。


こちらはリアルなエイリアンの死骸が表現されていますし、プレデターの足の形に

合わせた窪みがあるので台座から滑り落ちる心配も少ないです。

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マスターピースシリーズのプレデリアンと並べて。


設定上は身長も体重もエイリアンよりデカいプレデターですが、プレデリアンは

さらにデカいです。


ただフィギュアのプレデリアンはその自重を股関節・膝・足首で支えることができず尻尾を

使って半分腰を下ろしたような姿勢でしか自立できないため

ボールジョイントにラップを巻き、1/6スケールフィギュア用のスタンドを使って立たせています。

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総評


多少の不満を吹っ飛ばすほどの扱いやすさと圧倒的なクオリティ。

綺麗な状態で買おうとしたら少々値は張りますが、旧キットで散々だったクリーナープレデターの決定版として

プレデター好きなら高くても損はしないと胸を張ってお勧めできるお品です。


左腕の可動の難に関しても原因はチューブの長さによって制限がかかっているからであって

チューブ破損地獄を避けられたと考えればむしろ喜ばしいことです。


AVPRで『このプレデターが見たかった!』と感じたのと同様に、『このクリーナーが欲しかった!』と感じた

フィギュアでした。

スカー、ケルティックのver2.0も今回のクリーナーも新規造形でリメイクされると素晴らしい出来になったので

また過去に出たプレデターもver2.0として色々リメイクして欲しいものですね。

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