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​MATTEL WWE ELIT SERIES 15 KANE

以前アーツのケインを最高の2002〜2003マスクケインフィギュアだと語ったロンデニ。
しかし、そこに待ったをかけるフィギュアが存在した!


WWE エリートレジェンドコレクションシリーズ ケイン
メーカー:マテル
定価:???
発売日:???

世界最大のプロレス団体、WWE。
そこに在籍するスーパースター(レスラー)のフィギュアがJAKKS社から出されているとき、ロンデニも

凄くWWEにハマっていましてJAKKSのWWEフィギュアを鬼のように買い漁っていました。
そのフィギュアを使って写真を撮ったりネットプロレス団体を運営したり。

ですがWWEフィギュアの会社がJAKKSからMATTELに変わったぐらいの時期には社会人になったロンデニは

なかなかWWEを観られなくなったり、そもそもWWEが日本向け放送の規模を縮小していったりして

ロンデニのWWEフィギュア離れが始まりました。


国内でのWWEフィギュア販売も少なくなり、ラインナップの一部のフィギュアが

一部の店舗でしか扱われなくなりましたしね。


思い出深いフィギュアや貰い物を除いて所持してるフィギュアの99%ぐらいを売り

(ブリスターなし本体のみで120サイズダンボール4箱分)

もうWWEフィギュアを買うことはないだろうなと思ってたんですよ。


ここで最初にレビューしたフィギュアーツのケインをプレゼントして貰ったり、ブリスターなしルーズ品の

フィギュアーツロック様やオースチンを買ったりはしましたがアメトイとしてのWWEは買ってませんでしたね。


ですが時が経ち2023年。
MATTELのWWEフィギュア、アルティメットエディションシリーズのケインが欲しいとなって買って。
それと同時にケインの中でロンデニが1番好きな見た目の2002〜2003年ケインもMATTELから

2種出てると知りました。


マスク脱着ができるものとマスク固定のもの、そのうち後者を買ったので

またまたケインのレビューをしていきます!


あっ、それからサイトリニューアル前の私の最後の更新のときは使ってるスマホがiphone SE(2世代)でしたが機種変してiphone 14 ProMAXになってます。


トゥーフェイスの火傷前の顔写真とか撮り直したのに差し替えてるので見てやってください。

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箱に入った状態。
この時点でかなり出来に期待できそうです。箱に映る当時のケインの写真(を加工したイラスト)は、やや笑顔なのもあって目の周りを黒く塗って仮面を付けていたとしても凄く優しそう。

顔全体を覆うマスクから冷たい目だけを覗かせるケインはまさに赤い処刑マシーンであり

マスクを外したケインは情緒不安定な悩める怪物といった暴れっぷりでした。


このフィギュアの頃のケインは口元も露出したことでよく喋り、よく笑うようになり

強くてデカいけど不気味さはなりましたねw


表情豊かになった分ダメージ描写がわかりやすかったです。

新たなコスチュームで登場したときはクリスチャンの不意打ち椅子攻撃が効かないという強さを

見せたものの、赤い処刑マシーンキャラから一気に人間らしくなり

ベビー路線まっしぐらだったのもあり、強いヒール相手には黒星が多くなった印象でした。


それでもやはり強くて見た目がカッコいいのは間違いなかったんですけどね。
 

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外箱から出した状態。


火柱を巻き上げるポーズで入っており、付属品として替えのハンドパーツとタッグ王座ベルトが付いてるのが確認できます。

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それでは全体をグルリと見ていきましょう。


肩幅も広く、身体の各部位が太く作られていてケインらしいプロポーションです。
こうして立っているだけで充分にカッコいい!

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ボディや太ももの赤いベルトは、JAKKSやアーツだと造形されていたのですが

今回はペイントで再現。ここが盛り上がっていると可動に巻き込まれてしまうので仕方ありません


JAKKSのはケインに限らず色々なWWEフィギュアの背面塗装がハリボテ級の

手抜きだったりすることがありましたが、こちらは背面もちゃんと塗られています。

右腿の赤いベルトもペイントです。

それから………えー、お詫びします。
フィギュアーツのケインをレビューしたとき、右太腿にこの赤いベルトがないと不満を述べました


ですが過去のケインの試合、ケインがマスクを脱ぐことになるトリプルHとの王座戦を観たら

そのベルトがありませんでした!
ベルトがないバージョンのコスチュームもあったとは、知らなかったんだ……orz

記憶のほとんどではベルトがありましたが、調べたらマスクを脱いだ直後のコスチュームもベ

ルトがなかったので、マスクを脱ぐ直前から直後(上半身裸になるまで)は

ベルトがないコスチュームになっていたのかな?


流石に全ハウスショーは把握してないのですみません。

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ヘッドをアップでグルリと。
マスクは縫い目まで塗られています。
目の周りがしっかり黒くなっていて、目の形もアーツより細目でケインらしい目です。

改めてアーツのケインを見返しましたが、アーツのマスクケインは少し漫画チックな

目つきに見えるかもしれない……。

ダンディなヒゲもしっかり再現!
アーツではヒゲの色がうっすらと再現されていましたが、こちらはかなり強めに

なっています。

前述したようにMATTELのこの時代のケインフィギュアは2種あり、マスクを脱着できる方は素顔verヘッドをメインに作られていたためヒゲもなくマスクが

フィットしきっていないのもあってちょっと不恰好だったんですよね。


アーツもそんな脱着可能フィギュアほどではありませんが、口元などはちょっと

素顔ver寄りだったように思えます。

JAKKSのマスク脱着可能ケインフィギュア?
そんなものはなかった。

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腕にはゴムのエルボーパッドが。
脱着可能なのかどうか、頑張ったらズラせそうなのですがベリッと剥がれたりしたら

怖いので試していません。
エルボーパッドが肘関節を覆っているため肘は30°ぐらいしか

曲がらないんじゃないかと思いましたがそんなことはなく。


この通り、そこまで広くはないもののそれなりに可動します。

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膝にはコスチュームの上からニーパッド。
こちらはエルボーパッドよりは簡単にズラせそうですが、せっかくのフィギュアに色移りしたら嫌ですし

必要ないことはしないでおきましょうw

流石にこれは膝が曲がらないだろうと思いきや実はこのニーパッド、ほぼ膝の皿部分のみに乗っていて

可動パーツは絶妙に避けているため可動に支障が出にくくなっています。

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ブーツのベルトは造形。
ゴツくて蹴られたら痛そうです。

プロレスには脚本があるのは確かですが、筋書きは

わかっていたとしてもこんなブーツ履いた210cm超えの

巨漢の足裏に顔面から走って突っ込むなんて普通無理です。

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ハンドパーツはデフォルトではチョークスラムや火柱巻き上げポーズの形をした手で

付属の替えハンドパーツは少し開いた握り拳。


ベルトを掲げさせたり、他フィギュアの付属品を持たせたりできます。
ハンドパーツの交換方法は引っ張るだけなので簡単に交換できます。

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付属のベルトはタッグ王座ベルト。
モールド自体はJAKKS時代よりやや甘いですが、塗装や字のプリントがしっかりしているため

見栄えは良いです。


この時代のケインとのタッグといえば箱の裏面にも書かれているようにRVDやハリケーンとの

タッグが有名でした。力&技、強キャラ&小物ヒーローキャラのタッグでどちらも好きでしたね。

もちろんベルトは腰に巻くこともできます。

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先に紹介した肘と膝以外の可動も見ていきましょう。

頭の前背屈可動は後ろ髪が背中につくところまでしか可動しませんが

横を向いたりは幅広く可動。


というかボールジョイントですし一周できます。

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腹部の可動は前には少し可動し、後ろにも一応僅かに可動しますが

そちらはほぼ可動しないといってもいいぐらいの可動範囲です。


腰を横に回したりという動きは問題なく、むしろこちらも一周するほど。

腕はこのようにバンザイもできますし、箱に入っていた状態からもわかるように

水平にも上がります。

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肩の関節はバタフライ関節仕様ということもなく、肩幅がゴツいのもあって

腕を組んだりはできません……が、手を組ませることぐらいなら可能。


この体格とエルボーパッドに覆われた関節でここまで動く方が

珍しいのではないでしょうか。

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なんとなく、ここで1回炎を起こしておきます。



バボォォォーーーン!!!


ケインの炎の音、オノマトペにしたらこんな感じですよねw

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脚の付け根はテイカーと同じ起き上がり動作を再現できるぐらい、90°未満前に

上げることができます。

 

後ろ方向へはお尻が干渉してしまい動かすことができません。


かなり後ろへの可動に弱いフィギュアですね……よって綺麗にビッグブートを

再現したりは難しいです。

しかし何故か横には大きく開き、かなり柔軟な一面も見せてくれたり。

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太ももにある可動箇所はよく回り、ここも360°回転が可能。

そして後ろへの可動に弱いと書きましたが、足首はその逆。


足首は前方には僅かにしか上がりませんが、後方にはトランスフォーマー玩具の

変形ぐらい動いてカッチリ止まりますw

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他フィギュアとの身長差を比較してみましょう。

MATTELのルースレスアグレッションマイケルズと。


JAKKSはボディの種類が少なく、同じシリーズだと身長差もほとんどなかったのですが、MATTELになるとケインとマイケルズの体格差もバッチリ再現されています。

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アーツのケインと。


やはりサイズが全然違うので、JAKKSのを集めてたりすると

今回の方がしっくり来ます。

 

アーツの胴体の微妙に太った肉づきは凄く本人っぽいですけれどもね。
 

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R3のケインと。
R3ケインが小さいイメージはなかったんですが、最近のと比較するとかなり差があるのがわかりました。

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デラックスアグレッションのケインと。


サイズや可動箇所がパワーアップしたもののレイ・ミステリオといった小柄な

スーパースターまで他と負けない体格になって賛否両論なデラックスでしたが

そのデラックスと同じぐらいの体格です。

こんなに大きいのはケインみたく巨漢だけで、前述のように普通の体格の

スーパースターとは差別化が図られているのでありがたいですね。


デラックスアグレッションのクラシックシリーズにも2002〜2003マスクケインが

ラインナップされていて少し気になっていましたが、今となってはこのケインの

出来に大満足なのでノーマークです。

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唐突にもらった"クローズライン"

予想外の"チョークスラム"
特に理由のない暴力がマイケルズを襲う──!!




アーツではスタンド無しで再現できたチョークスラムですが、MATTEL同士だと重量が

増えてスタンド無しで技の形を保持するのが難しくなっています。

ワキワキした手、チョークスラムの構えの再現には良いんですが実際に

他フィギュアと技の再現をしようとすると微妙に組ませにくく………

まぁ別にブンドド目的ではないので構いませんが、技を再現するなら

完全に開いた手もあれば助かりました。

「ここにいる観客はスピンルーニーを見に来たんじゃねぇ。こいつらが見に来たのは………

ケインルーニーだ!」


アーツのケインを2002〜2003マスクケインフィギュアの中でも最高の出来と言ったの……

撤回しますw
やはりボリューム感があって可動もなかなか優秀、なによりマスクケインとしての再現に

特化した出来のこちらに軍配を!

私がWWEにハマったときのケインがこのコスチュームで、フィギュアが欲しいとなってもJAKKSのは残念な出来だったり、アーツはJAKKSから集めているとサイズが

物足りなかったりそもそもアーツWWEは種類が少なすぎたりと、願いは叶わず。



しかし今回こそ満足のいくマスクケインです!

記事製作 by

RONDENI

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