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1/6 ワンスアポンアタイムインハリウッド クリフ・ブース
2023年9月15日
サイトリニューアル第一弾は新たにメンバーに加わったMINATAKAKUが更新!
1/6 Custom Figure
ワンスアポンアタイムインハリウッド
レビュー&オリジナル小物類製作紹介!!
MINATAKAKUN
初めまして!みなたかくんと申します!
映画ならジャンル問わずなんでも好き!
それに伴ってフィギュア沼に浸かりっぱなしです笑
主に3Dプリンターを使った小物造りをやってます。
ONCE UPON A TIME IN…HOLLYWOOD
クリフ・ブース
Head sculpt:Ed Ma
Paint:suworks
Outfit:GeewhizCustoms
Ed Ma氏が造形したヘッド。
目尻や口周りのほうれい線に至るまで抜け目の無い造形で
ブラッド・ピット演じるクリフ・ブースの渋さが前面に出ている。
塗装は以前お世話になったsuworks様が担当して下さり
無精髭や額の傷も再現してくださいました。
クリフが劇中で身につけているベルトや腕時計、ブレスレットは販売しているメーカーが無かった為、自作しています。
どれもキャラクターを象徴する大事なアイテム、一つ一つ丁寧に作り上げました。
制作過程
PROTOTYPE 01
装着する素体とのバランスをみる為に、サイズの異なるものを3Dプリンターを用いて
出力しました。(画像はそのうちの一つです。)
同時に素体の足首とブーツの間に十分な隙間を確保できているかの確認も行っています
。
3Dプリンターは出力する造形物の向きで綺麗に出力されるか決まってくるので、足先の尖り方は次回への反省点です。
PROTOTYPE 01を装着してみた状態。
足の大きさを27cmと仮定して出力した物に決定し
次の段階へと進みます。
PROTOTYPE 02
PROTOTYPE 01に対してサイドカバーとステッチ、特徴的なバッジを追加しました。
バッジのディテールが綺麗に出力されるか不安でしたが、データ上で細かく調整を
行うことで狙い通りのものが出力できました。
データさえあれば造形物がすぐに手に入る、3Dプリンターの偉大さをヒシヒシと
感じます。
上記画像はバッジの単体のデータ
PROTOTYPE 03
PROTOTYPE 02に対して新たなステッチの追加や、サイドカバーを留める紐を追加しています。
上記画像はPROTOTYPE 03の物。
表面のシワや凹凸の再現の為、ここからFusion360からZbrushへ
作業の場を移します。
PROTOTYPE 04(右)
履いている足の具体的な形を想像しながら不自然にならない様に
シワを追加していきます。
PROTOTYPE 05(上)
シワを追加した状態から更にポリゴン数を増やし、表面の微妙な凹凸を表現した
最終モデルです。
ポリゴン数がとてつもなく増えてしまった為に左右合わせて10GBという
恐ろしい容量のデータとなってしまいました(笑)
前回の物よりスウェード生地らしさが出ていると思います。
《FINISH PRODUCT》
《FINISH PRODUCT》
プライマー塗装を施した完成品です。
スウェード生地の様な表面の凹凸から特徴的なバッジ、ステッチなど
唯一無二のブーツを完成させることができました。
初めての工程が非常に多かった作品です。
造形だけでなく足首のジョイントの接続など、設計面の経験も出来て
今後の作品の幅に広がりを持たせることが出来そうです。
ここまでお目通し頂き、ありがとうございます。
記事製作by
MINATAKAKUN